「また今日も腰が痛い…」だっこで限界のママがラクになる方法

目次

第1章:だっこ腰痛は「癖を直すだけ」で9割ラクになります

「もう限界かもしれない…」
そう感じながら、今日も痛い腰をかばってだっこしていませんか?

  • 朝、布団から起きるのがつらい
  • 子どもを抱き上げる瞬間が恐怖
  • 夜は腰がズーンと重くなる
  • 湿布と痛み止めが手放せない

それでもあなたは、
「ママだから仕方ない」
「今だけ我慢すればいい」
そうやって、ずっと耐えてきたのではないでしょうか。

でも、先に結論からお伝えします。

その腰痛、年齢のせいでも、体力のせいでもありません。
「だっこの癖」と「体の使い方」を変えるだけで、9割の人は改善します。

腰は、本来「支えるための場所」ではありません。
本来は、

  • お腹
  • お尻
  • 太もも

この大きな筋肉たちが、体と子どもの重さを支える役割をしています。

ところが多くのママは、
腕だけ・腰だけで、子どもを抱え続けている状態。

これでは、腰だけが一方的に酷使され続け、
✅ 炎症
✅ 筋肉の硬直
✅ 骨盤の歪み
✅ 慢性腰痛

この負のループにハマってしまうのも無理はありません。

でも逆に言えば――

✅ 抱き方を変える
✅ 骨盤を整える
✅ 支える筋肉を目覚めさせる

この3つだけで、あなたの腰は確実に楽になっていきます。


第2章:なぜ「だっこ癖」は腰を壊すのか?

だっこ腰痛の一番の原因は、
“日常動作の積み重ね” です。

特別なことはしていなくても、毎日こんな動き、していませんか?

  • 片手で子どもをひょいと抱き上げる
  • 腰を曲げたまま、前かがみで下ろす
  • 片側の腰に体重をかけて立つ
  • 掃除・洗濯も前傾姿勢ばかり

これらはすべて、
✅ 腰の筋肉だけに負担が集中する動きです。


だっこの瞬間、腰には「体重の3〜5倍」の負荷がかかる

実は、子どもを抱き上げる瞬間、
腰には体重の3〜5倍の負担が一気にかかります。

例えば、

  • ママの体重50kg
  • 子ども10kg

この場合、腰には瞬間的に
150〜200kg分の負荷 がかかる計算になります。

これを、

  • 1日10回
  • 毎日
  • 何ヶ月、何年も

繰り返していると考えると…
腰が悲鳴をあげるのも当然ですよね。


「反り腰」になると腰痛は一気に悪化する

だっこママに最も多い姿勢が、
反り腰(骨盤が前に倒れた状態) です。

反り腰になると、

  • 腹筋がサボる
  • お尻が使われない
  • 腰の筋肉だけが緊張し続ける

その結果、

✅ 抱っこのたびに腰に直撃
✅ 常に腰が張った状態
✅ 寝ても回復しない慢性疲労

という状態に陥ります。


「私、姿勢が悪いだけだから…」は通用しません

よくあるのがこの勘違いです。

「猫背だから仕方ない」
「姿勢が悪いから腰が痛いだけ」

いいえ、違います。

✅ 姿勢が悪い“結果”として
✅ 腰痛が出ているだけ

つまり、
姿勢を戻せば、腰痛も一緒に消えていく可能性が高いのです。

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第3章:あなたも当てはまる?だっこ腰痛セルフチェック

以下をゆっくり読みながら、正直にチェックしてみてください。


朝起きた瞬間、腰が固まっていませんか?

  • 布団からすぐに起き上がれない
  • 一度横を向いてからでないと立てない
  • 腰をトントン叩きながらじゃないと動けない

これはすでに「慢性腰痛」への入口です。


片側の腰だけが痛い人は要注意

  • 右腰だけ痛い
  • 左腰だけズーンと重い

これは、
✅ だっこの向きが固定化
✅ 片側ばかりで体を支えている
サインです。


だっこ後に「ズーン」と痛みが残る

  • 抱っこ中は我慢できる
  • 下ろした後に一気に痛くなる

これは、
✅ 腰の筋肉が疲労で限界を超えている状態です。


3つ以上当てはまった人へ

3つ以上当てはまった人は、
もう「放っておけば治る段階」は過ぎています。

でも安心してください。
ここから紹介する方法で、今からでも十分リセット可能です。

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第4章:腰を壊さない「正しいだっこ」の基本ルール

ここが一番大事なポイントです。

だっこ腰痛は、
✅ マッサージより
✅ 湿布より
✅ ストレッチより

まず「抱き方」を変えることが最優先です。


正しいだっこの基本フォーム

以下の3つができているかチェックしてください。

  • 子どもは体の「真正面」
  • お腹に軽く力が入っている
  • 背中が反っていない(まっすぐ)

この形ができた瞬間、
✅ 腰の負担は一気に半分以下になります。


子どもを下ろすときの「NG動作」

最も腰を壊しやすいのが、

❌ 腰を曲げてそのまま前に倒れる
❌ 子どもを腕だけで前に突き出す

これは、
✅ 腰にフルブレーキ
✅ ぎっくり腰一直線の動きです。


正解は「しゃがんで下ろす」

正しい下ろし方はこれだけ。

✅ 背中はまっすぐ
✅ ひざを曲げてしゃがむ
✅ 子どもを体に近づけたまま下ろす

初めは少し面倒に感じますが、
1週間続けるだけで腰の楽さが全く変わります。


第5章:腰痛を根本から治す「3ステップ改善法」

ここからが「本当の改善ゾーン」です。
単なる一時しのぎではなく、“もう繰り返さない腰”を作ります。


ステップ① まず「緩めないと何をしても悪化する」

腰が痛い状態=
✅ 筋肉が常に緊張
✅ 血流が悪化
✅ 回復不能

この状態で筋トレをすると、
ガチガチのゴムを無理やり伸ばすようなもの。
さらに痛めます。

まずやるべきは:

  • お尻
  • 太もも裏
  • 背中

この3点を「優しく」「短時間」でゆるめること。


ステップ② 骨盤を整えないと、何度でも再発する

実は腰痛の正体は、
✅ 腰そのものではなく
✅ 骨盤のズレ

であることがほとんどです。

骨盤が前に傾けば反り腰
後ろに倒れれば猫背腰痛

つまり、
✅ 骨盤=腰痛のスイッチ

ここをリセットしない限り、

  • 整体に行っても
  • 電気を当てても
  • マッサージをしても

「その場しのぎ」で終わってしまいます。


ステップ③ 腰を守る筋肉が“眠ったまま”では意味がない

最後に必要なのが、

✅ 腹筋(コルセット)
✅ お尻(骨盤の支柱)

この2つが「サボったまま」だと、
腰は一生フル稼働し続けます。

でも安心してください。
ママがやるべき筋トレは、たったこれだけです。

  • ドローイン
  • ヒップリフト
  • 軽いスクワット

ゴリゴリ鍛える必要はありません。
“目覚めさせる”だけで十分なんです。

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第6章:忙しいママ向け「1日10分リカバリールーティン」

「正しいだっこ」「骨盤リセット」「筋力サポート」
この3つを同時に叶えるのが、この 1日10分ルーティン です。

忙しいママでも
✅ すき間時間
✅ 子どもの昼寝中
✅ 寝る前

どのタイミングでも実践できます。


① 膝倒しストレッチ(1分)

【目的】
腰と背中の緊張を一気に抜く

【やり方】

  • 仰向けで両膝を立てる
  • 膝を左右にゆっくり倒す
  • 呼吸は止めず、力を抜く

【効果】
✅ 腰の張り解消
✅ 朝の動き出しがラクになる


② 骨盤ゆらし(1分)

【目的】
反り腰・骨盤前傾リセット

【やり方】

  • 仰向けで骨盤を前後にゆっくり動かす
  • 腰を浮かせる→床にぺたん

【効果】
✅ 骨盤位置が整う
✅ 腰への圧迫が激減


③ ドローイン(2分)

【目的】
腰の天然コルセットを作る

【やり方】

  • 仰向け or 椅子に座って
  • お腹をへこませたまま呼吸
  • 10秒×6回

【効果】
✅ 腰の安定感アップ
✅ だっこ時の腰ブレ防止


④ ヒップリフト(3分)

【目的】
お尻=骨盤の支柱を復活させる

【やり方】

  • 仰向け膝立て
  • お尻を持ち上げて5秒キープ
  • 10回

【効果】
✅ だっこの腰負担が激減
✅ 反り腰改善


⑤ 椅子スクワット(3分)

【目的】
太もも+お尻で「体を持ち上げる力」を作る

【やり方】

  • 椅子に座る→立つ
  • 背中はまっすぐ
  • 10回

【効果】
✅ 抱っこ・立ち上がりがラク
✅ 腰に頼らない体へ


たった10分でも、毎日続けることが「腰が壊れない体」への最短ルートです。


第7章:やってはいけないNG腰痛対策

「良かれと思ってやっていること」が、
実は腰痛を長引かせているケースは非常に多いです。


❌ 痛い時に無理してストレッチ

「伸ばせば治る」と思いがちですが、

✅ 痛い=炎症中
✅ そこを無理に引っ張る=悪化

特に、

  • 前屈ストレッチ
  • 強引な腰ひねり

ぎっくり腰の引き金 になります。


❌ 腰だけをゴリゴリ揉む

一時的に楽になりますが、

✅ 根本原因の骨盤
✅ 支える筋肉

ここを無視して腰だけ揉み続けると、
「揉まないと耐えられない腰」 になってしまいます。


❌ いきなり腹筋運動

YouTubeの

  • クランチ
  • レッグレイズ

は、だっこ腰痛ママには危険ゾーン です。

✅ 反り腰が悪化
✅ 腰の負担が増加
✅ 痛みが慢性化

安全なのは「ドローイン」だけで十分です。


❌ コルセット依存

コルセットは
✅ 一時しのぎ
✅ 痛みが強い時の応急処置

としては有効ですが、

✅ 長期使用=筋力低下
✅ 外した瞬間に悪化

という逆効果も起こります。


第8章:改善に成功したママのリアル体験談


体験談①(35歳/1歳児ママ)

「出産後からずっと腰が重くて、
朝は5分くらい動けない状態でした。

このルーティンを始めて2週間ほどで、

✅ 朝の腰の固まり感が消え
✅ だっこ後のズーンがほぼゼロ
✅ 子どもとの外遊びも怖くなくなりました。

“ママだから腰が痛いのは当たり前”
そう思い込んでいたのが一番の間違いでした。」


体験談②(39歳/2児ママ)

「2人目出産後、ぎっくり腰寸前が何度もありました。

正しいだっこを意識して、
ドローインとヒップリフトを毎日続けただけで、

✅ 再発ゼロ
✅ 整体に通わなくても平気
✅ 抱っこが“怖い動作”ではなくなった

正直、こんなに変わると思っていませんでした。」


体験談③(33歳/双子育児)

「双子なので、腰に来ないわけがなく…
毎日“今日は動けるかな”が不安でした。

今は腰痛よりも、
“どこへでも出かけられる体” に戻れています。」


第9章:整体・整骨院に行くべき判断ライン

セルフケアで改善できる腰痛と、
医療の力が必要な腰痛は別物 です。


すぐ受診した方がいい症状

以下が一つでもあれば、医療機関を優先してください。

  • 足のしびれ・麻痺
  • 力が入りにくい
  • 排尿トラブル
  • 寝ていてもズキズキ痛む
  • 歩くのがつらいほどの痛み

これらは
✅ 椎間板ヘルニア
✅ 神経圧迫
などの可能性があります。


セルフ改善で十分な腰痛の特徴

  • だっこ後に重い
  • 朝が特につらい
  • 動き出すと和らぐ
  • ストレッチで一時的に楽になる

これらは
✅ 筋肉性腰痛
✅ 骨盤由来の腰痛

がほとんどです。


整体に行くなら「通わなくて済む前提」で

整体は、

✅ リセット
✅ 感覚を取り戻す
✅ 動かし方を知る

ための「きっかけ作り」と考えましょう。

「一生通わないとダメ」な腰はありません。


第10章:まとめ|「だっこ=我慢」から卒業できる未来へ

あなたはこれまで、

  • 痛くても我慢
  • ママだから仕方ない
  • そのうち治るはず

そうやって、
自分の体のSOSを後回しにしてきたのかもしれません。

でも本当は、

✅ 正しいだっこ
✅ 骨盤リセット
✅ 支える筋肉づくり

この3つだけで、腰は必ず変わっていきます。


腰がラクになると、毎日の育児が変わる

  • 朝がスッと起きられる
  • だっこが怖くなくなる
  • 外出が億劫じゃなくなる
  • 子どもと全力で遊べる
  • 将来の腰不安が消える

これは「贅沢」ではなく、
ママが本来受け取るべき“当たり前の健康”です。


あなたの腰は、もう十分がんばっています

「もっと強くならなきゃ」ではなく、
「正しく使ってあげる」だけでいいのです。

今日から、

✅ 抱き方を1つ変える
✅ 10分動く
✅ 腰ではなく“体幹”で支える

この一歩が、
あなたの5年後・10年後の体を守ります。

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この記事を書いた人

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