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パーソナルトレーニングが続かないのは意志の弱さじゃない!本当の原因と解決策

はじめに

「パーソナルトレーニングを始めたけど、気づいたら行かなくなっていた…」
「最初はやる気があったのに、モチベーションが続かない」

こうした悩みはとても多くの方が経験しています。実際、パーソナルジムに入会しても3か月以内に通うのをやめてしまう人は少なくありません。しかし、それはあなたの意志が弱いからではなく、続かない原因が整理できていないだけなんです。

本記事では、パーソナルトレーニングが続かない原因と、その解決策をトレーナー目線で分かりやすく解説します。

目次

第1章 なぜパーソナルトレーニングは続かないのか?

1-1. 目的が曖昧なまま始めてしまう

多くの方が「痩せたい」「運動不足を解消したい」といった理由でパーソナルトレーニングを始めます。しかし、これは漠然とした“願望”であり、達成までの道筋が見えていません。

たとえば「夏までにマイナス5kg痩せたい」という目標を立てたとしても、期限や数値が現実的でなければ途中で挫折しやすくなります。さらに「なぜ痩せたいのか?」という本質的な理由を深堀りしていないと、意志が揺らぎやすくなるのです。

👉 解決策は、「数値目標」と「感情目標」を組み合わせること。

  • 数値目標:3か月で体脂肪率を3%落とす
  • 感情目標:お気に入りのジーンズをはけるようになる

こうした二重のゴールを設定すると、目先の結果に左右されずに継続しやすくなります。


1-2. トレーニングが生活リズムに合っていない

「週3回行こう!」と意気込んで入会したものの、実際には仕事や家事で時間が取れず、ジムに行くのがストレスになってしまう人は少なくありません。

特に 残業が多いビジネスパーソン小さな子どもを育てている家庭 では、自分のスケジュールを思い通りにコントロールできないケースが多いのです。

無理なスケジュールは「今日は行けなかった…」という自己嫌悪につながり、次第に足が遠のきます。

👉 解決策は「無理なく続けられる頻度からスタートする」こと。

  • 週1回のトレーニングでも十分効果はある
  • 通えない週があっても“失敗”ではなく“調整期間”と考える
  • トレーナーと相談して「柔軟に変更できるプラン」を選ぶ

1-3. 食事管理がストレスになっている

パーソナルトレーニングでは、運動だけでなく食事指導もセットで行われることが多いです。しかし、「糖質は一切NG」「お酒は禁止」など極端なルールを課されると、日常生活とのバランスが取れなくなり、精神的に追い込まれてしまいます。

特に日本の社会人は、会食や飲み会 が仕事の一部になっていることも多く、ルール通りに従うのは難しいケースがほとんどです。その結果、「自分はダメだ」と感じてジムごとやめてしまう人もいます。

👉 解決策は「100点を目指さない」こと。

  • 平日はできる範囲で管理、週末はリラックスする
  • 外食のときは“揚げ物を避けて刺身や焼き魚を選ぶ”など、代替策を持つ
  • トレーナーに「厳しいルールでは続かない」と率直に伝える

1-4. 成果がすぐに出ない

最初の1〜2か月で体重が変わらないと、「こんなに頑張っているのに意味がない」と感じやすくなります。しかし、体の変化は目に見える部分よりも、まず 筋肉量や基礎代謝の改善 から始まるため、外見に表れるまで時間がかかります。

ここで大切なのは「体重」だけでなく、「ウエスト」「体脂肪率」「見た目の変化」に目を向けること。毎日の小さな変化を数値や写真で記録していくと、続けるモチベーションにつながります。


第2章 モチベーションが続かない心理的な原因

2-1. 目標が遠すぎる

「半年で10kg痩せる」というように大きすぎるゴールだけだと、途中で達成感を得られません。
人間の脳は“達成感”をエネルギーに行動を継続します。逆に報酬が遠すぎると、努力をやめてしまう傾向があります。

👉 解決策は「小さなゴールを分割する」こと。

  • 1か月で2kg
  • 週に1回、必ずジムに行く
  • 1週間連続で食事を記録する

このように短期間で達成できる目標を設定すれば、やる気を保ちやすくなります。


2-2. 周囲からの理解が得られない

ダイエットや筋トレに挑戦していると、時に家族や友人から「そこまで頑張らなくてもいいのに」と言われることがあります。こうした言葉は、本人の努力を否定されたように感じさせ、意欲を下げてしまうのです。

特に家庭を持つ人は「家族と同じ食事ができない」ことが負担になりやすく、孤独感から挫折につながります。

👉 解決策は「応援してもらう環境をつくる」こと。

  • 成果が出たら家族に共有して一緒に喜ぶ
  • トレーニングの目的を伝え、理解を求める
  • 一緒に運動や食事改善を巻き込む

2-3. 自分に合わないトレーナー

トレーナーの指導スタイルが合わないと、それだけで通うのが苦痛になります。

  • 厳しすぎてプレッシャーを感じる
  • 逆に放任すぎて不安になる
  • コミュニケーションが取りにくい

こうした不一致は「相性問題」であり、決して自分のせいではありません。

👉 解決策は「合うトレーナーを探す」こと。体験トレーニングや面談を複数受けて、相性を確認してから契約するのが理想です。


第3章 続かない人に共通する生活習慣の落とし穴

睡眠不足

睡眠が足りないと、筋肉の修復が進まず、疲労感が取れません。その結果、「今日は体が重いから休もう」となりがちです。さらに睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンにも悪影響を与え、暴飲暴食につながります。

👉 目安は1日7時間前後。寝る時間を固定するとリズムが整いやすくなります。


食事が乱れている

栄養が偏ると、せっかくトレーニングしても効果が出にくくなります。特にタンパク質不足は筋肉の成長を妨げ、「頑張っているのに成果が出ない」と感じやすくなる要因です。

👉 「毎食タンパク質を意識する」だけでも大きな変化が出ます。


運動習慣ゼロ

もともと運動を全くしていなかった人は、トレーニング自体を「特別なこと」と感じてしまいます。そのため心理的なハードルが高く、通うのが億劫になりやすいのです。

👉 解決策は「日常に軽い運動を取り入れる」こと。

  • エスカレーターではなく階段を使う
  • 1駅分歩いて帰る
  • 家でストレッチを習慣化する

こうした小さな積み重ねが、ジム通いを自然な流れに変えてくれます。

第4章 パーソナルトレーニングを続けるための工夫

4-1. 目標を「小さく設定」する

大きな目標に向かう前に、「小さな成功体験」を積み重ねることが継続の秘訣です。
例えば「1か月でウエスト2cm減らす」という目標は、達成感を得やすく次のモチベーションにつながります。

さらに「見える目標」と「行動目標」を組み合わせると効果的です。

  • 見える目標:体脂肪率-2%、ベルトの穴を1つ縮める
  • 行動目標:週2回は必ずジムに行く、毎日プロテインを1回飲む

行動目標は“自分でコントロールできること”に設定するのがポイント。 結果がすぐに出なくても、行動の達成感を積み重ねられるため、前向きに続けられます。


4-2. 生活リズムに合わせた予約を取る

「時間があるときに行こう」では、ほぼ続きません。人は“余った時間”を運動に使うより、“固定された時間”を習慣にする方が圧倒的に強いのです。

例:

  • 朝型の人 → 出勤前の朝7時に固定
  • 夜型の人 → 仕事帰りの20時に固定
  • 子育て中の人 → 子どもが保育園や学校に行っている時間に予約

さらに、Googleカレンダーやスマホのリマインダーに「ジム予約」を予定として入れておくことで、強制力が生まれます。


4-3. 食事管理は“完璧”を求めない

多くの人が挫折する最大の原因が「食事制限の厳しさ」です。
糖質制限やカロリー制限を100%守ろうとすると、会食や旅行、家族の食事に対応できず、精神的に追い込まれてしまいます。

👉 長く続けるためには“80点主義”がベスト。

  • 平日は栄養バランスを意識し、休日は好きなものを少し食べる
  • 飲み会の日は、翌日に調整すれば良い
  • 禁止ではなく「代替」を考える(ポテトチップスの代わりにナッツ、甘いジュースの代わりに炭酸水)

4-4. 成果の“見える化”

人は成果を実感できると、自然と行動を続けられるようになります。
トレーニングの効果を「見える化」する方法は以下の通り:

  • 体重や体脂肪率をアプリで記録する
  • 月に1度、全身写真を撮影して比較する
  • ウエアのサイズダウンをメモする

数値の変化が小さくても、「1か月前より体が引き締まってきた」と見て分かればモチベーションが一気に上がります。


第5章 体験談:続かなかった人と続いた人の違い

ケース1:続かなかったAさん(30代女性)

  • 背景:デスクワーク中心で運動経験ほぼゼロ。ダイエット目的で週3回のプランを契約。
  • 問題点:仕事の繁忙期で通えなくなり、「1週間休んだからもうダメだ」と自己否定。さらに、糖質制限が厳しくストレスでドカ食いに走ってしまった。
  • 結果:2か月で退会。リバウンドしてしまい、「パーソナルは自分には合わなかった」と感じている。

👉 教訓:最初からハードルを上げすぎると、挫折の確率が高まる。


ケース2:続いたBさん(40代男性)

  • 背景:営業職で飲み会が多く、健康診断で生活習慣病予備軍と診断され入会。
  • 工夫:最初は週1回だけ通うことからスタート。食事も「飲み会の日は好きに食べてOK」とルールを緩く設定。
  • 成果:2か月目で体重-3kg、ウエスト-4cmを達成。成果が見えたことで本人のやる気がアップ。結果的に半年間で-8kgを実現。

👉 教訓:小さな成功体験が積み重なれば、大きな成果につながる。


ケース3:途中で失敗から立て直したCさん(20代女性)

  • 背景:結婚式に向けて短期集中ダイエットを開始。最初は順調だったが、仕事の多忙で1か月間通えなくなった。
  • 転機:トレーナーに相談したところ「通えなかった期間も無駄じゃない」と励まされ、週1回のペースに変更。
  • 成果:結果的に3か月でウエスト-6cmを達成し、結婚式に自信を持って臨めた。

👉 教訓:「続かない=失敗」ではなく「方法を調整するチャンス」と捉えることが大切。


第6章 トレーナーからの実践アドバイス

6-1. 「短期的な成果」ではなく「長期的な習慣化」を意識する

2〜3か月で急激に痩せるよりも、1年続けて無理なく体型を変える方がリバウンドリスクが低いです。
👉 「短期で痩せる」より「一生続けられる習慣」を目指しましょう。


6-2. トレーナーに正直に伝える

忙しい、食事管理がストレスなどを隠さず伝えることで、最適なメニューに調整してもらえます。
👉 トレーナーは「理想の完璧なクライアント」よりも「本音を話してくれる人」の方がサポートしやすいのです。


6-3. 「行くのが当たり前」の環境をつくる

  • カレンダーにジム予定を固定する
  • 会社帰りに必ずジムの前を通るルートにする
  • トレーニングウェアを前日に用意しておく

環境を整えることで、「今日はやめておこう」という選択肢を減らせます。


6-4. 仲間や家族に宣言して協力してもらう

人は「誰かに見られている」と感じると、行動を続けやすくなります。

  • SNSで進捗を発信する
  • 家族に「週1回は必ずジムに行く」と宣言する
  • 友人を巻き込んで一緒に通う

自分一人だけで戦うより、周囲を巻き込む方が圧倒的に続けやすいです。

第7章 どうしても続かないときの選択肢

7-1. オンラインパーソナルに切り替える

通うのが負担になっている場合、オンライン指導という選択肢があります。

  • Zoomやアプリを使って自宅でトレーニング
  • 食事管理や質問もLINEなどで手軽にやり取り
  • 移動時間がゼロになるので、忙しい人でも続けやすい

「ジムに行くのがストレス」になっている人は、オンラインに変えるだけで継続率がぐっと上がります。


7-2. 回数を減らして継続する

「週3回が無理」なら「週1回」で構いません。大切なのはゼロにしないこと
筋トレは週1回でも効果があり、続ければ半年後・1年後に確実に違いが出ます。

むしろ「完璧を目指して失敗する」より、「ゆるくても続ける」方が長期的には成果につながります。


7-3. トレーナーやジムを変更する

トレーナーとの相性やジムの雰囲気が合わない場合、それは本人の意志の弱さではなく「環境の問題」です。

  • 指導が厳しすぎる
  • 設備やアクセスが悪く通うのが億劫
  • トレーナーとの価値観が合わない

この場合は、環境を変えること自体が継続の一歩です。別のジムやトレーナーに切り替えると、驚くほどモチベーションが回復するケースもあります。


7-4. 「やめること」も失敗ではない

無理に続けることだけが正解ではありません。パーソナルトレーニングを一度やめたとしても、そこで学んだ知識や経験はあなたの財産です。

  • 正しいフォーム
  • 栄養バランスの知識
  • 運動習慣のきっかけ

これらは一度身につけば、一生役立ちます。「今の自分に合った形に変える」ことこそが、本当の継続です。


まとめ

パーソナルトレーニングが続かないのは、意志が弱いからではありません
挫折の背景には必ず「原因」があり、それを整理すれば解決策が見えてきます。

  • 目的が曖昧だと続かない → 数値目標と感情目標をセットで立てる
  • 生活リズムに合っていない → 無理のない頻度に調整する
  • 食事管理がストレス → 80点主義で完璧を目指さない
  • 成果が出ない → 写真や記録で“見える化”する
  • モチベが落ちる → 小さなゴールを分割する
  • 環境が合わない → トレーナーやジムを変えてOK

大切なのは「続け方を工夫すること」であり、「自分に合った形を見つけること」です。

もし今「続けられない」と悩んでいるなら、それはゴールではなく改善のスタート地点
ほんの少し視点を変えるだけで、パーソナルトレーニングは再びあなたの味方になってくれます。

👉 最後にお伝えしたいのは、「ゼロにしないこと」。
たとえ週1回でも、たとえ月に数回でも、「完全にやめない限り前進している」という事実を忘れないでください。

あなたの努力は必ず未来の体と心に反映されます。
無理をせず、できる範囲で続けていきましょう。

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