パーソナルトレーナーが教える巻き肩改善の正しい順番|ほぐす→動かす→鍛える

目次

第1章:巻き肩に悩むあなたへ ─

鏡に映る自分の姿を見て、こう思ったことはありませんか?

  • 「最近、肩が内側に入り込んでいる気がする…」
  • 「猫背っぽく見えるせいで老けて見える」
  • 「スマホやPC作業の影響で姿勢が悪くなった気がする」
  • 「運動しても肩こりや頭痛が全然軽くならない」

もし一つでも心当たりがあれば、今まさに “巻き肩の典型的な初期サイン” が出ています。

巻き肩は放置すると…

  • 姿勢がより崩れる
  • 呼吸が浅くなり疲れやすくなる
  • 肩こり・首こり・頭痛が慢性化する
  • バストの位置が下がる
  • 見た目の印象が老けて見える

という「悪循環」に入ってしまいます。

でも安心してください。

巻き肩は“トレーニング+使えていない筋肉の再教育”で必ず改善できます。
そして、それを最も効率よく、最短で実現できるのが パーソナルトレーニング なんです。

この記事では、あなたが今日からできるセルフケアから、
プロのトレーナーが実際に行っている巻き肩解消メニューまで、
すべて分かりやすくお伝えします。

第2章:巻き肩が起こる原因 ─ “筋肉のアンバランス”がすべてを引き起こす

巻き肩の原因を知らないまま改善しようとすると、
何週間続けても全然変わらない…という状態に陥ります。

まず大前提として、巻き肩は “悪い姿勢がクセになった結果”ではありません。
もっと深いところに理由があります。


●巻き肩は「硬い部分」と「弱い部分」のギャップで起こる。

ほとんどの人が次の2つのどちらか、もしくは両方を抱えています。


①【硬すぎるゾーン】胸・肩前面がガチガチ

  • 大胸筋
  • 小胸筋
  • 前鋸筋(ぜんきょきん)

これらが硬く縮むと、
肩は前へ引っ張られたまま固定されます。

特に「小胸筋」はスマホ姿勢で最も硬くなる筋肉。
小胸筋が硬いと肩甲骨が外に広がり(外転)、
女性に多い“猫背×巻き肩”が完成します。


②【弱すぎるゾーン】背中の筋肉が働いていない

  • 僧帽筋下部
  • 菱形筋
  • 広背筋

これらは本来、肩を正しい位置に戻す役割を持ちます。

しかしデスクワーク・スマホ時間が長いと、
この背中の筋肉がどんどん弱くなり…

「肩が前に出る力」>「肩を後ろに戻す力」
という圧倒的なパワーバランスの差が生まれます。


③【呼吸の乱れ】浅い呼吸が巻き肩を悪化させる

巻き肩の人の多くが共通しているのが…

  • 息が浅い
  • 肋骨が広がらない
  • みぞおち周りが硬い

という状態。

呼吸が浅いと肋骨が内側に締まり、胸側の筋肉が硬くなり、
さらに肩が前に倒れます。


④【骨盤の傾き】土台が崩れて肩の位置が狂う

腹筋が弱かったり、お尻が使えないと、
骨盤が後ろに倒れ(後傾)ます。

骨盤が倒れると背中が丸くなり、
その影響で肩が前に出やすくなるんです。


▼“自分の姿”に気づく

  • 「呼吸が浅くて疲れやすい」
  • 「デスクワークで胸の前が張る」
  • 「肩を後ろに引きたくても、引けない感じがする」

もしどれか当てはまったら、
あなたはまさに巻き肩の典型パターンです。


第3章:巻き肩改善にパーソナルトレーニングが効く理由

あなたが今まで独学で改善しようとしても治らなかったのは…
決して“やり方が悪かった”わけではありません。

「自分の体のどこが原因か」が分からなかっただけ。

パーソナルトレーニングは、この“原因特定”が最も得意です。


●プロはあなたの姿勢・呼吸・筋肉バランスを“可視化”できる。


① 姿勢分析で“どこが崩れているか”が分かる

プロのトレーナーは姿勢を見ると、
どの筋肉が硬く、どこが弱いかがすぐ分かります。

  • 肩が前に出ている
  • 肩甲骨が左右で高さが違う
  • 骨盤が後傾して背中が丸い
  • 呼吸が浅く肋骨が閉じている

あなた自身では気づけない部分まで読み取れます。


②「胸が硬い=ストレッチ」ではダメな人もいる

実は胸を伸ばしても改善しない人は多いです。

理由は…

  • 小胸筋が異常に硬い
  • 背中の筋肉が極端に弱い
  • 肩甲骨が動かない
  • 呼吸が浅い

など、複合的な問題が隠れているから。

トレーナーはこれらを見極め、
あなた専用にメニューを組み立てます。


③ 正しいフォームで行うと、同じ種目でも効果が10倍違う

例えば「肩甲骨寄せ」。
自己流だと、

  • 腕だけで動かしてしまう
  • 背中の筋肉が全然使えていない
  • 首ばかり力む

という典型的な失敗が起こります。

パーソナルでは、
どこに力を入れるか/どの角度か/どの順番か
まで徹底的に修正。

これだけで巻き肩改善のスピードは大きく変わります。


④ 独学の最大の落とし穴=“間違った筋肉”を鍛えてしまう

実は…

胸のトレーニングを頑張りすぎて巻き肩が悪化している女性は多いです。

  • 腕立て伏せ
  • ベンチプレス
  • ダンベルフライ

これらは胸をさらに硬くし、巻き肩を悪化させます。

パーソナルでは「やってはいけない種目」も明確になります。

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第4章:今日からできる巻き肩セルフケア ─ プロが教える3ステップ

ここからは、自宅でできる巻き肩改善メニューを
“順番通りに行うことで最大限効果が出る”ように構成しました。


●:巻き肩改善は「ほぐす → 動かす → 鍛える」の順番が絶対条件。


STEP1:ほぐす(胸・肩前面)── ここの硬さを取らないと何をしても治らない

●大胸筋ストレッチ

  • 壁に手を置き、胸を軽く開く
  • 20〜30秒
  • 肩ではなく“胸が伸びている感覚”を意識

●小胸筋リリース

  • 鎖骨の下〜脇の前側を軽く押す
  • 痛気持ちいい場所を10〜20秒保持

巻き肩が強い人はほぼ全員ここが硬いです。


STEP2:動かす(肩甲骨)── “動かないまま”鍛えるのは逆効果

肩甲骨は本来、

  • 上下(挙上・下制)
  • 内外(内転・外転)
  • 回旋(上方回旋・下方回旋)

と、6方向に動きます。

でも巻き肩の人は、
外転のままロックされた状態です。

●肩甲骨回し(前10回/後ろ10回)

肘で円を描くように大きく回すのがコツ。


STEP3:鍛える(背中・体幹)── 巻き肩を戻す力をつけるステップ

胸が柔らかくなったら、ようやく鍛える段階へ。

●バンドロー(菱形筋・僧帽筋下部)

  • バンドを引く
  • 肩ではなく“肩甲骨を寄せる”意識
  • 10〜15回 × 2セット

●バックエクステンション(背筋の底力UP)

  • 胸を張りながら上半身を軽く起こす
  • 腰で反らないよう注意

●リバースプランク(姿勢保持力向上)

  • 胸を開きながら、お尻を上げる
  • 20〜30秒キープ

第5章:パーソナルトレーニングで行う巻き肩改善メニュー

ここでは“実際の現場で提供されている”内容をさらに詳しく解説します。


① 呼吸リセット:横隔膜の動きが変わると肩の位置が変わる

巻き肩の女性の約80%が呼吸が浅いと言われています。

呼吸が浅いと…

  • 肋骨が締まる
  • 肩が前に倒れる
  • みぞおち周りが硬くなる

という負のループに入るため、
まず 呼吸改善からスタートします。

●横隔膜ストレッチ

  • みぞおちに手を添えて深呼吸
  • 吸うときに肋骨が上下左右に広がる感覚をつかむ

●肋骨モビリティ

  • ゆっくり回すように肋骨を動かす
  • 呼吸のしやすさが一気に変わる

② 大胸筋・小胸筋リリース:巻き肩改善の最優先ポイント

パーソナルでは胸のリリースにかなりの時間を使います。

理由はシンプルで、
胸の硬さを取るだけで肩の位置が2〜5cm変わる人がいるから。

特に小胸筋が硬い人は要注意。


③ 肩甲骨モビリティ:動きを取り戻す専門トレーニング

  • ショルダーサークル
  • スキャプラプッシュアップ
  • W・Y・T・Lエクササイズ

肩甲骨の動きが広がると、姿勢改善が加速します。


④ 背中の筋肉強化:巻き肩を根本から戻す力をつける

重要なのは…

  • 僧帽筋下部(肩を下げる)
  • 菱形筋(肩甲骨を寄せる)
  • 広背筋(姿勢の柱)

これらの筋肉が目覚めると、
あなたの肩は自然と正しい位置に戻ります。


⑤ 体幹強化:姿勢キープの基礎を作る

体幹が弱いと背中が丸まり、巻き肩を繰り返します。

  • デッドバグ
  • プランク
  • ハーフニーリング

パーソナルでは“姿勢を保つ筋力”を鍛えます。

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第6章:巻き肩改善のリアル体験談


●体験談①:40代女性(デスクワーク歴15年)

■悩み

  • 毎日の肩こり
  • 姿勢が悪く、写真を撮るのが嫌だった
  • 胸が丸まり、呼吸が浅い

■改善プロセス

1週目:呼吸改善+胸のストレッチ
3週目:肩甲骨の動きが明らかに増える
6週目:肩の位置が自然と後ろへ
8週目:肩こりゼロ、見た目が若返ったと周りに言われた


●体験談②:30代女性(スマホ時間が長い)

■悩み

  • 首が前に出る
  • 頭痛がひどく集中できない
  • 肩が内側にねじれている感覚

■改善プロセス

  • 小胸筋の硬さが原因と判明
  • 背中のトレーニングを強化
  • 姿勢を保つ力がつき、頭痛が激減

●体験談③:50代女性(運動不足)

■悩み

  • ぽっこりお腹+巻き肩のセット
  • 呼吸が浅く疲れやすい
  • 姿勢が悪く太って見える

■改善プロセス

  • 呼吸トレーニングからスタート
  • 背中と体幹の強化で姿勢が劇的に変化
  • 「若返った?」と言われるほど見た目が改善

第7章:巻き肩を確実に改善するための“正しい順番”


●巻き肩は「ほぐす → 動かす → 鍛える」の順番が守れないと改善しない。

読者さんの多くが犯してしまう失敗は、
“いきなり筋トレだけ始めてしまうこと”です。

でも実はこれ、巻き肩を悪化させる原因になります。


① ほぐす:胸・肩前面・みぞおち(横隔膜)

■理由

胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)が硬いまま鍛えると、
肩甲骨が正しく動かず、巻き肩が固定されたままになるから。

■具体例

  • 胸が硬い状態で肩甲骨を寄せようとすると、首や肩が力む
  • 呼吸が浅い人は肋骨が動かず、姿勢が立て直せない
  • 小胸筋が硬い人は、肩を後ろへ引こうとしても痛いだけ

まずは“鎖骨の下〜胸の前面”の硬さを優先して緩ませます。


② 動かす:肩甲骨の可動域を広げる

■理由

肩甲骨が外に広がったまま固まっていると、
背中の筋肉が本来の動きができず、鍛えても効果が出ない。

■具体例

  • 肩甲骨が上がらない
  • 内側に寄らない
  • 上方回旋が苦手
  • 肩の上げ下げで首ばかり力む

パーソナルでは、この“肩甲骨の癖”を徹底的に修正します。


③ 鍛える:背中・体幹の筋力をつけて姿勢を固定

■理由

肩を正しい位置に戻しても、
そこにキープする力(背中+体幹)がないと戻ってしまうから。

■具体例

  • 美しい姿勢がキープできない
  • 長時間座ると(立つと)背中が丸くなる
  • スマホを見る姿勢が癖になっている

良い姿勢を“習慣化”するのは筋力です。
巻き肩改善ではここまでやって初めて安定します。

「毎日気をつけているつもりなのに、気づいたらまた背中が丸くなっている…」
そんな悩みがあるのは、あなたの意志が弱いわけではありません。

まだ姿勢を支える筋力が整っていないだけ。
順番さえ守れば、必ず姿勢は変わります。


第8章:巻き肩改善に強いパーソナルジムの選び方


●巻き肩改善を目的にするなら、ただの“筋トレジム”では効果が薄い。

必要なのは「姿勢×筋肉×呼吸」を見てくれるジム。

ではどんなジムが“巻き肩改善に強い”のか?
女性読者にもわかりやすく、プロ目線で解説します。


① 姿勢分析(ビフォー写真+可動域チェック)があるか?

■理由

巻き肩は肩だけの問題ではないため、
姿勢全体を分析できないと根本改善ができない。

■具体例

  • 肩が前に出ている
  • 肩甲骨が浮いている(翼状肩甲)
  • 骨盤が後傾して背中が丸い
  • 頭の位置が前方シフトしている
  • 呼吸時に肋骨が動いていない

写真と動きのチェックがあるジムは信頼性が高いです。


② 胸・肩前面のリリース(ほぐし)ができるか?

■理由

胸が硬いまま背中を鍛えても、
肩甲骨は正しい位置に戻らない。

■具体例

  • 大胸筋ストレッチ
  • 小胸筋リリース
  • 肋骨モビリティ
  • 横隔膜の緩和

巻き肩改善に必要なケアができるかどうかがカギ。


③ 肩甲骨トレーニングを重要視しているか?

■理由

肩甲骨が動かないままの筋トレは逆効果になるから。

■具体例

  • 肩甲骨サークル
  • スキャプラプッシュアップ
  • W・Y・T・L種目
  • ローテーターカフ強化

こういった“肩甲骨の動き”に特化した指導があるかが重要。


④ 呼吸改善(ブレスワーク)を取り入れているか?

巻き肩改善で軽視されがちですが、
実は呼吸改善が最重要ポイントです。

■理由

呼吸が浅いと胸が開かず、姿勢が一直線に伸びない。

■具体例

  • 横隔膜の動かし方
  • 肋骨の広げ方
  • 姿勢と呼吸の連動

呼吸を改善できるジムはレベルが高い証拠。


⑤ 姿勢・肩専門のメニューがあるジムはさらに優秀

  • 姿勢改善コース
  • 肩こり改善コース
  • 猫背改善コース

こういった“特化型メニュー”があると、
巻き肩改善の経験が豊富なトレーナーに出会える可能性が高いです。


▼不安に思うポイント

「普通のジムと何が違うの?」
「本当に姿勢は改善するの?」
「ついていけるか心配…」

巻き肩改善は筋トレ初心者ほど成功しやすいです。
なぜなら悪い癖が定着していない分、変化が大きいからです。


第9章:3週間で巻き肩の変化を実感する“改善ロードマップ”


●巻き肩は短期的に“形の変化”が出やすく、3週間あれば誰でも変化を感じられる。

ここでは、
初心者でもムリなく続けられる改善ロードマップを作りました。


◆Week1:胸・肩前面の硬さを取る(“変化の準備期間”)

■目的

  • 姿勢改善の土台を作る
  • 筋肉のアンバランスを解消する最初のステップ

■やること

  • 大胸筋ストレッチ(30秒×2セット)
  • 小胸筋リリース(20秒)
  • 肋骨モビリティ
  • 軽い呼吸トレーニング

■変化の実感

  • 肩が後ろに引きやすくなる
  • 呼吸がスッと入る
  • 首・肩の圧迫感が軽減

◆Week2:肩甲骨の動きを広げる(“姿勢の変化が出る時期”)

■目的

肩甲骨がスムーズに動き、
“巻き肩が戻るスペース”を作る。

■やること

  • 肩甲骨回し(前後10回)
  • スキャプラプッシュアップ
  • W/Y/Tの軽いトレーニング

■変化の実感

  • 肩まわりが軽い
  • 姿勢が伸びて見える
  • 手を後ろへ回しやすい

◆Week3:背中と体幹を鍛え、姿勢を固定する(“見た目が変わる時期”)

■目的

巻き肩を戻す筋力を作り、定着させる。

■やること

  • バンドロー
  • バックエクステンション
  • リバースプランク
  • デッドバグ

■変化の実感

  • 肩が前に戻らなくなる
  • 姿勢が若々しく見える
  • バスト位置が上がったように見える

トレーニングを続けるとどうなるか?

3週間頑張ると、
鏡に映るあなたは“明らかに違う姿”になります。

  • 肩が開き、首が長く見える
  • 呼吸が深く入る
  • 服が綺麗に着こなせる
  • 肩こりが激減
  • 若々しい印象になる

巻き肩が改善すると、
見た目も、気持ちも、日常生活も変わります。


第10章:まとめ ─ 巻き肩は必ず改善できる。“正しい方法で行えば”必ず戻る

最後に、この記事の内容を
「今日から行動できるレベル」で整理します。


① 巻き肩は悪い姿勢ではなく“筋肉のアンバランス”

  • 胸が硬い
  • 背中が弱い
  • 肩甲骨が動かない
  • 呼吸が浅い

これらが原因。


② 改善には“順番”が絶対条件

  1. ほぐす(胸・肩)
  2. 動かす(肩甲骨)
  3. 鍛える(背中・体幹)

この順番が崩れると改善しません。


③ 自宅でも改善できるが、最短ならパーソナル

あなたの姿勢や呼吸のクセに合わせて
“本当に必要なトレーニングだけ”を選択してくれるので
改善スピードが段違い。


④ 3週間で確実に変化が見え始める

  • Week1:柔軟性が戻る
  • Week2:肩甲骨が動き出す
  • Week3:姿勢が定着する

▼最後に

あなたが今抱える、

  • 肩こり
  • 頭痛
  • 呼吸のしづらさ
  • 姿勢の崩れ
  • 老け見え

これらはすべて、
巻き肩が正しく整えば改善していきます。

そして何より大事なのは、

“巻き肩は年齢に関係なく改善できる”
ということ。

今日から、ほんの数分の行動で
未来のあなたの姿勢は必ず変わります。

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この記事を書いた人

当サイト「Training Guide」は、忙しい大人の方や体力に自信のない方でも
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